あなたに愛されてしあわせ
「梨亜おはよう☆」
「おはよう夏実……。」
そういって朝挨拶してきたのは私の大好きな親友の佐藤夏実(サトウナツミ)。
「体調悪いの?梨亜顔色悪いよ?」
「あー昨日呑みしたから……2日酔いなんだよね。」
「梨亜悪い奴だなぁ〜まだ高校生なのに☆」
「夏実だって呑んだぢゃん!」
「あ、バレた?」
そんな普通の会話(いやいや普通でわないぞ)をしながら校門に入っていくと、ある男の子が私を呼び止めた。
「あの……柊梨亜(ヒイラギリア)さん、これ!」
そういって私に渡してきたのは1枚の手紙。
「梨亜、いまの人、工藤竜也(クドウリュウヤ)先輩ぢゃない!?あの、学校1イケメンの!」
そう彼は学校でモテモテの工藤先輩、優しくて、笑顔が天使みたいな素敵な先輩なのです。なんと、いったって生徒会長だしね。
「あーそうだったかもね。」
でも、私は興味はない。
「やっぱり、美女はモテモテね。いいなぁ〜」