ミナミの子。
その後すぐに違う子と付き合ったけれど、三か月で破局を迎え

わたしの処女は守られた。


次に覚えたのは煙草だった。

最初は貰い煙草から…
というお決まりのパターン。

いつ親にバレるかヒヤヒヤしていた。

結局バレたのは高校卒業を間近に迎えた二年後の冬だった。

何かが少しずつ動いていたんだ。

ゴン太クレで親に迷惑ばかりかけている兄が嫌いで、そうなりたくなかったし

親が吸う煙草の煙に『髪の毛に臭いがつく』と文句を言っていたのに

些細な事だと思う、でも確実に…

自分は絶対無いなんて誰が言えるだろうー。


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