あたしが見た世界Ⅱ
あたしが退院して1ヶ月が経とうとしていた。
あれから弱小の殺し屋のtopはいまだ姿を現さず、
あたしはただひたすらに煌と組んでいた。
「んじゃ、始めようか」
煌が言ったとたんに始まる。
「--せいッッ!!」
あたしが煌の脇腹めがけて右肘を使って叩きこむが、
煌はそのあたしの右腕をつかみ、
グルンと自分と向き合わせ
すかさずあたしに拳を入れる。
「--ㇰッッ!!」
その拳を間一髪でよける。
が、頬をかすめた。
摩擦でヒリヒリしていて、地味に痛い。
なんて、
そんなことをただひたすらに繰り返していた。