いじわるな先生が大好きで
ーーーーードキッーーーー
あたしの心臓が高鳴った。
「あ、ありがとうございます」
あたしもほほえみながら言った。
すると、
『そんな風に無理してわらってんじゃねーよ』
あたしを真剣に見つめながら言った。
『どうせ一人で抱え込んでたんだろ?友達にも親にも言えないことがあったんだろ?』
どうして分かるんだろう。
あたしはびっくりして目を見開いた。
『図星ね』
先生はフっと笑いなが言った。そしてあたしの頬に手を置きながら
『みのり、泣いたら可愛い顔が台無しだぞ』
そう言って屋上から出て行った。