マイベイビー&ハピネス☆
世の女たちよ、デートに来た彼氏が、パンツにシャツインだったら引くか?
じゃあ、バックにベビーオンだったらどうする。
「か、薫。その背中の子は…。
父親になったの?おめでとう」
「違う!」
なんで信也と同じこと言うかね。
「親に預けられた子なんだけど、親が忙しくて。
急遽、土日だけ、俺が預かることになって」
ベタな嘘ついて、ゴメンナサイ。
「まぁ、そんなことだとは思ったけど…。
なんで、そんな状態でデート誘うかな?」
「デートの間だけ、叔父に預けようと思ったんだけど……」
信也は頑として拒否した。
「うるさい・臭い・面倒臭い。
そんなネガティブ3点セットを預かれと?
絶対イヤ。
どうしてもって言うなら、DNA鑑定の話はナシだ」
くそ!
さして客入り無く、ヒマなくせに!
「もう!そんな状態じゃ、どこにも行けないよ?」
ヒカルが肩をすくめて言った。
「お昼くらい、食べられるって」