マイベイビー&ハピネス☆

――5分後。

肩で息をする俺。

周囲には、むさ苦しい野郎共が伸びている。


「薫!大丈夫!?」


大翔を抱いて、ヒカルが駆けてくる。


「酷い傷!立てる?」

「……ああ、大丈夫だ」


ヒカルがホッとしたように笑う。


「よかった。薫って強いね」

「これくらい、朝飯前だ」


そう言って、俺は、傷だらけの顔で、ぎこちなく彼女に笑い返す。

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