マイベイビー&ハピネス☆
「ヒカル!おったんか!」
「あれ、明?来てたんだ?」
「偶然やな!なんや試着か?そのワンピース、よう似合てるなぁ」
明がヒカルに釘付け
なにこのテンション。
彼女は俺の彼女だぞ。
「ありがとう」
ヒカルが微笑む。
「薫はどう思う?」
「うん、すごく好き」
事実、白のワンピースはかわいく似合ってた。
ヒカルがはにかんで微笑む。
ふふ。
なんとなく俺は、得意げに明を見やる。
明が目を細めて俺を見返す。
2人の間に火花が――
散る前に大翔が泣き出した。
「あっ、あっ、あ"ぁ"ぁ"ぁ"――」
俺は、あわてて大翔をあやす。
明が言った。
「オムツかなんかやないの?ちょっとトイレで見て来いや」
やれやれ。
「ちょっとごめん!」
俺はヒカルに言って、持参したベビー用品を片手にトイレへ走った。