マイベイビー&ハピネス☆
しばらくして、窓の外に目をうつす。
晴れた空と、遠い町並み。
手前に青々と生い茂る木々。
――いい家族に
なれるだろうか。
ちゃんとした父親になれるだろうか。
本当の戦いは、たぶんこれから。
だけど俺は決めたのだ。
大翔に後悔させたくない。
あの幼い笑顔を守りたい。
今、親として未熟でも、
アイツがいつか、
生まれてきてよかったと思えるように――
風が吹き、新緑がキラキラ揺れた。