マイベイビー&ハピネス☆
「さいっっっ低!!」
平手打ち。ではなかった。
ヒカルの拳は、コータくんのパンチより痛かった。
「……好きだった、薫のこと…ホントに好きで……だから大翔くんのことだって手伝だっ
…て…」
彼女の涙と悲痛な声が、心に刺さる。
「ごめん……ホントごめん」
いつの間にか、俺の視界もぼやけた。
「……もう最低…薫…あなたみたいな人……嫌…!最低!!」
ヒカルは、駆け出し、出て行った。