夏の事。
「……………ッ!!
……それじゃ、どうして!!」


少し気圧され、声を振り絞るあかり。


「それはぁ〜かーんたーんー。

あかりがあかねの事、利用するから。

だから着いてってあげてたのぉ。」


「…え?」


「親がうるさいうるさいって言って、いっつも夜誘って来てたでしょぉ?

私だって成績上げたいのに、なんでぇ?って思ってたしぃ。

アヤトが好きだったのに相談されたしぃ。

なんで、幸せそうな二人を横で見てないといけないのって。

極めつけに妊娠の相談?

もうふざけんなよって。」


あかりはあかねの「ふざけんなよ」に怒りを感じた。
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