好きになってごめんね……先生。
「奈緒、待って?」



ママが私の腕を引っ張るけど思いきり抵抗して振り切ろうとする。



「ドナーなんか現れないよ!!もういいよ。」



そう言うとママの手が私の腕から離れた。



「何がいいんだよ?」



「先生も同情なんかしなくていいから。」



「ちょっと奈緒さんと2人で話しさせてください?」

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