好きになってごめんね……先生。

天国への準備

日曜日。



ドアが開く音がしていきなり私のﾍﾞｯﾄﾞのところのｶｰﾃﾝが開く。



「なっちゃん…。どうしたの？」



ﾉｯｸもせず勢いよくｶｰﾃﾝを開けたなっちゃんの様子はいつもとは違いすぎる。



「奈緒！どうして何も話してくれなかったのよ…。」



それだけ言うとなっちゃんは私を抱きしめてきて鼻をすする音が聞こえる。



なっちゃん泣いてる？



いつもの頼りになるなっちゃんはどこにもいない。