好きになってごめんね……先生。
先生に言われた通りに目を閉じると先生が私の手に触れてくる。



「そのまま目を閉じたまま歩け。」



そう言うと先生が私の手を引っ張って歩き出してしばらく歩くと立ち止まった。



「まだあけるなよ。」



「うん。」



そう言うと先生は手を離してそれから先生の大きくて温かい手が私の目に覆い被さってくる。



ドクンドクン。



鼓動が早くなってるのが自分でもわかって先生に聞こえないか不安になってしまう。
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