好きになってごめんね……先生。
「もういい。お前に負担がかかると思って何も言えなかった俺も悪いんだ。俺たち今度はちゃんと付き合おう?」



「私、まだまだ病気のこと大変だよ。それでもいい?」



「ああ。いいから俺から逃げるなよ?」



「うん…。」



「なぁ、奈緒。目、閉じろよ。」



私が目を閉じると先生の唇が私の唇に重なった。
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