好きになってごめんね……先生。
「ゆっくり開けろ。」



そう言うとゆっくり先生の手が私の目から離れて目を開けるとそこには綺麗な夜景が広がってた。



「わあ。綺麗。めっちゃ綺麗。」



私の住んでる街はめちゃめちゃ都会でもなければ田舎でもないと思う。



だからそんなにすごい夜景ではないかもしれないけど初めてこんな高い場所から先生とみる夜景は私にはすごく綺麗だった。



私はずっと夜景を見渡しながら私の家はあっちかなとか考えてるとふとあることを思い出した。



それは先生と初めて会った不良に絡まれてた私を助けてくれたあの日送ってもらった車の中でのこと。
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