好きになってごめんね……先生。
昼休みだけど食欲もないし2年のクラスになってなっちゃん以外に仲良しの友達もいない。



別に違うクラスの子と食べるのも良いんだけど1人になりたい。



音楽室を出ると拓海がいて少し離れたとこからこっちに向かって歩いてくる健介先生もいた。



私は先生に会いたくなくて拓海の手を掴んで急いで逆方向に早足で歩き出した。



音楽室からしばらく歩くと屋上に上る階段があってそこはほとんど人が通ることがない場所。



「拓海。ごめん…」



「大丈夫か?」
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