好きになってごめんね……先生。
「雪村さん。ちょっと出て行ってくれない?」



「奈緒。出て行くな。」


私にどうしろって言うのよ。



「じゃあ、いいわ。雪村さんの前で話すわ。」



健介先生が立ち上がって私の手を掴んで化学室を出て行こうとする。



「2人はどういう関係なわけ?化学室でいつも何してるわけ?」



「関係ないだろ。どけ。」
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