黒ユリのタンゴ
そして私たちは。
前日の22日夕方に体育館の設営を行った。
文芸部から運んできた札を次々と体育館に並べていく。
「明日の朝、荒らされてたりしないだろうねえ」
筧先輩が冗談にならないようなことを言う。
「大丈夫だって。
毎日ちゃんと警備されてるんだしさ」
ボスは結構ノンキなもんだ。
確かに途中、先生が顔を出していたのを見た。
顔を出すといえば、浜田先輩。
さっき体育館に来て、ボスと何かを話していたようだ。
前日の22日夕方に体育館の設営を行った。
文芸部から運んできた札を次々と体育館に並べていく。
「明日の朝、荒らされてたりしないだろうねえ」
筧先輩が冗談にならないようなことを言う。
「大丈夫だって。
毎日ちゃんと警備されてるんだしさ」
ボスは結構ノンキなもんだ。
確かに途中、先生が顔を出していたのを見た。
顔を出すといえば、浜田先輩。
さっき体育館に来て、ボスと何かを話していたようだ。