黒ユリのタンゴ
札の並びも数も、異常なし。

スコアボードも大丈夫。


神田君と光永先輩と次々確認していく。


体育館内には、マイクテストをする筧先輩の声が響き渡る。


「えーえー

本日は晴天ナリー」


・・・意外とここはひねらないんだな、この先輩は。

思わず忍び笑いをしてしまう。


つられて神田君も笑っている。


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