黒ユリのタンゴ
ところが、ボスはニッコリ微笑んでいる。

「大丈夫。光永さんも、みんなも、先生方を信じれば大丈夫だよ」

光永先輩は、うなずきながらもすすり泣いている。



そして、10時。

タイムリミットを迎えてしまった。




「さあみんな。とにかく成功させよう」




司会の筧先輩が、私たちにウインクしてステージへと出て行く。




そのあとは・・・


驚くべきことになっていた。


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