黒ユリのタンゴ
そして。



私の頭の中。

これまでの出来事が、パズルのピースのようにつながって一枚の絵になった。



打合せに差し入れを持ってきてくれたプリンス先輩。


私の恋を応援してくれるボス。


クリスマスイブの出来事。


プリンス先輩とボスのいろんなやりとり。



どうして、

どうして。



これまで気付かなかったんだろう。


自分の大好きな人なのに。





廊下の向こうは、沈黙が続いていた。



ボス・・・。

私の想いを知っている、ボス。


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