黒ユリのタンゴ
それから私達の話題は冬休み、そして期末テストへと移り変わる。
そう。
やれ百人一首といってるうちに、世の中はクリスマスや年末ムード。
そして私達には期末テストが待っていた。
来週の18、19日。
気づいて、愕然とする。
「私やばいよ、何にも出来てない・・・」
これはウソでもなんでもない。
ほんとうに、ほんとうに「なにひとつ」出来てないのだ。
神田君は、チラリと私を見る。
「期末って、出るところわかってるでしょ」
いや、そうとはいえ。
「しかも授業で聞いてる内容だし」
うう。
「大丈夫だよ?」
いや、そうでないんです。
どうやら神田君。
眼鏡キャラだけあって、悔しいかなチョットばかり賢い部類の人のようだ。
一緒になって「やばいよねー」と手を取り合ってくれるようなキャラではなかった。
そう。
やれ百人一首といってるうちに、世の中はクリスマスや年末ムード。
そして私達には期末テストが待っていた。
来週の18、19日。
気づいて、愕然とする。
「私やばいよ、何にも出来てない・・・」
これはウソでもなんでもない。
ほんとうに、ほんとうに「なにひとつ」出来てないのだ。
神田君は、チラリと私を見る。
「期末って、出るところわかってるでしょ」
いや、そうとはいえ。
「しかも授業で聞いてる内容だし」
うう。
「大丈夫だよ?」
いや、そうでないんです。
どうやら神田君。
眼鏡キャラだけあって、悔しいかなチョットばかり賢い部類の人のようだ。
一緒になって「やばいよねー」と手を取り合ってくれるようなキャラではなかった。