きみが見た光
『なんで、なんでって、あたしは中学の時から、あんたのこと好きだったから…っ!!』

す、き……?
好き……?

すっ……!!

「彩夏…? だってあの時…」

あの時
親睦会で
カラオケに行かなかった理由

勘違いした俺を
彩夏は笑っていた。

あれは…
本当は…?

『好きな人が、また吊るし上げにされるのを、黙って見ていられるはずないじゃない…』

なんで…だよっ
どいつもこいつも
ちくしょう……!!

こんな関係ない彩夏にまで魔の手が及ぶんだっ

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