きみが見た光
Epilogue
あれから時が過ぎ、夏の雲が真っ青の空に浮かんでいる。

日差しがとても強く、眩しい夏が迫る夏休み前日―

受験勉強も、そろそろ本格的に始めなければならなくなり、俺は学校が終わるとすぐに予備校に向かう日々が続いていた。



野崎とつるんでいた連中を合わせて4人が準強姦罪で警察に逮捕され、野球部の夏の大会の予選は出場禁止となった。

「圭、一緒に帰ろ」

すっかり元気を取り戻した彩夏は、俺と談笑していた圭のシャツの袖をつまんで引っ張った。

「おう」

やつはそれに、笑顔で答えている。

「じゃーな、真白」
「またあとで、予備校でね」

圭と彩夏は手を繋ぎながら、教室を出て行った。とても仲が良くて、すごくいい。

思わずこっちまで笑顔になってしまうほどだ。



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