きみが見た光
脇道から幹線道路に出ると、すぐにバス停がある。俺はそのバス停からバスに乗り、10分ほど揺られて学校に通っていた。

歩いても行ける距離だ。

しかし慌ただしい朝に、そんな余裕などない。

遅刻すれすれのバスに乗り込み、一息つく。そして長い坂の頂上にある学校を目指してそのひと時を過ごしていた。





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