rain
客が誰もいない店内


レジカウンターの前の椅子に座って暖かいコーヒーを飲む



古着特有の臭いが
なんだか田舎を思い出させて


ひどく落ち着いた




「これなんかどうですかね?今のワンピースと雰囲気似てますよ。」



彼が手に持ってきたのは
真っ白なコットン生地のワンピースと黒いジャケットだった



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