俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
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「尚哉は、何時勉強してるの…」
「なんだよ突然?」
「だって、全然勉強して無いのに学校の成績はトップクラスじゃない。私が一生懸命努力して、やっと真ん中の真ん中位なのに…」
尚哉は、ちょっと苦笑い、そしてこう言った。
「コツが有るんだよ。授業中に全部覚える。これが出来れば家で勉強する必要なんてないさ。俺は教科書は全部学校に置きっぱだ」
私には出来ない。これは尚哉の特技だと思った。一瞬で全部覚える。私にもそれが出来れば尚哉と釣り合う女に成れるのに…」
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「ああ、それは、僕が教えたんだよ」
祐二さんは、私にそう言った。
「私にも…出来ませんか…その記憶法って…」
「う~ん、これは企業秘密だからな」