俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
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「やおい」「ソフトジェネ」「BL(ボーイズラヴ)」呼び方は、その時代によって変わっては居る様だけど、女の子の私から見ても、その想像力に火を着ける言葉である事に間違いは無い。
でも、性が解放されつつる時代においても、残念ながら同性愛への偏見は消えて居ないのは事実だと思う。
祐二さんは偉いと思う。
私に自分がゲイであることを隠さずに教えてくれたし、人間的にも、その辺の訳の分からない事ばかり言う大人に比べれば遥かに尊敬出来る。
何しろ会社の社長さんだもの。
人の上に立っているのだ。
「どうしたの?」
祐二さんはマリメッコエプロン姿で、考え込む私の顔を覗き込んだ。
「え?ううん、なんでも無いです」