俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「そう、なら良いんだけど。それで、肉じゃがは、出来あがる直前に、一旦冷やすんだよ、そうすると味がしみ込みやすくなって、味が良くなる」

私は、祐二さんの指導で尚哉の夕食を作って居る。

祐二さんが作る様には行かないかもしれないけど、私は私なりに努力しているのだ。

背中にぴったり張り付いて、私の手を取り、優しく教えてくれる祐二さん…

尚哉にもこんな感じの接し方なのだろうか。

第一に、私はあなたの恋のライバルなのですよ、そんなに手の内を見せても良いのですか?

等と余計な心配をしてしまったが、この程度じゃあ、全く勝負に成りませんよと言う事の表れなのでしょうか…

いつか後悔しますよ、祐二さん…

とは思うのだが、私は祐二さんを後悔させられるのだろうか。
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