俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~

†奇跡の出会い

そして何時も通り帰りに尚哉の部屋によると、いつもの甘い香り。

私は何も気にする事無くリビングに上がり込むと、そこにはいつも通り祐二さんの姿。

「あれ、今日は葉巻…ですか?」

祐二さんは私に気が付いて、直ぐに自分の手に持った灰皿で葉巻の火を消すと、私に笑顔でこう言った。

「まぁ、気分転換には必要な物だよ」

「はぁ…」

心なしか祐二さんの表情がぎくしゃくした様に感じたが、私は特に気にしなかった。

会社の社長さんだもの。葉巻を吸う事くらい有るだろう事だと思ったから。

それに、大人は考える事が沢山るんだろうなとも思った。
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