俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
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折角三人揃ったんだから、皆で夕食とでも思ったが、私は体良く祐二さんに追い出されて、帰宅する事にになってしまった。
二人がこれからする事を想像すると、やっぱり心の中にジェラシーの嵐が吹き荒れる。
明日は学校で口聴いてあげないんだから。寂しく一日を過ごせば良いんだ。
ちょっと心に邪気を纏いつつ私は家路を急いだ。
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「なぁ、桃子…」
学校では尚哉がちょっと困っていた。
私の事をどうして良いのか分からないと言った表情。何故かちょっと優越感…
「尚哉…」
私はわざときつい口調で尚哉に向かってそう言った。
「え、な、何?」
私は尚哉を手招きして耳元でこう囁いた。
「許してあげる」
そしてにっこりと微笑んで見せた。