俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「珍しいね、休みに部屋に来るなんて」

「ああ、そうだね。珍しいけど、桃子が来る様に成る前は、結構休みの日に押し掛けてきてたんだよ」

「じゃぁ、それ程珍しくは無いんだ」

「そうだよ、来ない事の方が珍しかったからね」

と、言う事は、祐二さんは私達に、気を使っているのかなとも思えた。何だか罪悪感が湧きあがってくる。

でも、私達は、その気使いに甘える事にした。

ゆっくりと日曜日の夕方は過ぎて行く。

それを惜しむ様に体を重ねながら。

◆◇◆◇◆◇

帰宅して、私は尚哉に貰った指輪を改めて眺めて見た。何故か自然と笑みがこぼれて来る。アクセサリーは上を見たらきりがない。でも、私にとって、これ以上のアクセサリーは無い。
< 118 / 259 >

この作品をシェア

pagetop