俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~

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自然と宿題の量も増えて、私の頭では解決しきれなくなったりする。こんな時、祐二さんは、とても頼りに成る。なぜ、こんなにいろんな事を知って居るのだろうか。

「詰め込み教育は、有る意味有りだと思う。若い頃だけだよ、無理やり知識を詰め込む事が出来るのは」

そう言って微笑んでいるが、本当に凄いのだ。何を聞いても全く考える事無く答を言い当てる。やはり、祐二さんが行ってると言う記憶法はマスターする価値が有るのかもしれない。

「煙草…吸っていいかな?」

この、大人の対応。

人を思いやる気持ちには頭が下がる。

私も、絶対こんな大人になるんだ。

「どうせなら、両親は追い越したいよね。まぁ、何をもって追い越したと言うかはmず貸しい処だけど、そう言う気持ちは親として嬉しいんじゃないのかな」

私は、なるほどと感心した。

私は、そう言いながら美味しそうに煙草の煙を吐き出す祐二さんを尊敬の念で見詰めた。
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