俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「うん…糸が…繋がってるって言うか」

尚哉の言葉に私の胸が震えた。

私達は奇跡的な出会いをしたのだ。

何の変哲もない、学校生活だけど、そこに奇跡が用意されていたのだ。

良く考えて見たら、私と尚哉が出合う確率ってどれ位だったっけ、何十億分の一の確率の筈だ。

全てのおぜん立てが無いと、この奇跡は達成できないのだ。

「ねぇ、尚哉…神様って、居るのかな?」

「さぁ、どうだろう、でも、今は信じたいよね。この時間が有る事を」

こんな小さな奇跡に人間は支えられて居るんだ。

全ての事に意味は有る。

素直にそう感じられるのは、尚哉と出会う事が出来たからだろう。

何時までも、この幸せな時が続いて欲しかった。

これを守る為なら、なんでも出来そうな気がした。
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