俺様彼氏と清純彼女～夢のおくりもの～

祐二さんはそう言うと、笑顔で部屋から出て行った。

さて、今日の献立は何にしようか…と、悩めるくらい料理のレパートリーが増えたのも祐二さんのおかげなのである。

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授業の休み時間。私は尚哉に聞いてみた。ちょっと、思う処が有って。

「祐二の誕生日？」

「うん、尚哉は知らないの？」

「さぁ、彼は自分の事は殆ど話さないからね。どうしたの突然？」

「私は、だいぶお世話になっちゃったから、ささやかだけど何かプレゼントでも出来れば良いかなって思って…」

「そうか、でも、僕は…そう言う気分にはなれないな…」

尚哉の表情が少し曇る。そうだ、尚哉にとって、祐二さんは、お金だけの関係で、恋愛感情等は無いのだ。勿論友人として認識してるかと言うと、それも怪しい物が有った。