俺様彼氏と清純彼女～夢のおくりもの～

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尚哉は『芙蓉』でのバイトを辞めた。そして新たに奨学金の申請を行い、普通の飲食店でのバイトを始めた。

祐二さんと言うスポンサーが居なくなったのは、経済的にかなり不自由な状況になってはいたが、健全な生活が送れると言う面において、良い事だとも思う。

私にも何か出来そうな、雰囲気が有って、少しわくわくするのは正直な気持ちだった。

でも、私は、時々『芙蓉』に顔を出している。

ナナコママのアドバイスは的確で、頼りがいと言う意味で居間の処、最強だったりする。

両親に相談出来ない事もナナコママには何故か気軽に話す事が出来た。

「ちゃんとご両親にも相談なさいよ…」

そう笑って言われる事も有るが、特に尚哉との事に関しては両親に相談するのは少し厳しい物が有る。