俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「今度こそ、ちゃんと止めるのよ」

ナナコママに気合を入れられて、それに律儀に答える祐二さんの事を見詰めて私は、とてもうれしくなった。

「祐二さんなら、きっと大丈夫ですよね」

その自信は何処から出てるのかと言われれば、ちょっと困ってしまのだが、私には、確信が有った。

祐二さんはきっと復活するって。だって、ちゃんと大人だからだ。

◆◇◆◇◆◇

「どうして、桃子の処は長続きしてる訳?」

優香は不満たらたら私をいじいじと苛めて楽しんで居る。

「どうしてかなぁ…」

私の曖昧な答えに優香は全く満足していない。

何故か優香は男運が悪いらしくて、どうもまともな男の子に巡り合えないらしい。まぁ、彼女の定義でまともじゃないと言う意味だから、さほど悪い子にばかり当っている訳でも無いと思うのだが…
< 145 / 259 >

この作品をシェア

pagetop