俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
お父さんごめんなさい、桃子は悪い娘です…

部屋でちょっとだけ懺悔して私は星空を眺めた。

東京の空は星が良く見えないが、この空を尚哉も見ているのだろうと思うと、思わず祈りたくなってしまった。

これからも、皆と良い関係が続きます様にと、心の底から星に祈った。

◆◇◆◇◆◇

高校二年も後半に入ると、進路相談やら受験の準備やらで忙しさは目に見えて増えて行く。私の成績は、御蔭さまで上の下と言う、かなり微妙なポジションに付けられる様に成った。

三年になると、有る程度、進路や成績でクラス分けが行われる事に成るので、ひょっとしたら、尚哉と泣き別れに成る可能性が有るのだ。

それだけは、石にかじり付いてでも阻止しなければならないと思う。

で、ないと学校に来る楽しみが無くなってしまうではないか。
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