俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
尚哉はにっこり笑って、私にこう答えた。
「是非、ご挨拶にあがりたいと思うよ。遅すぎた位だと思う。それに、けじめをつけなきゃならないと思うしね」
私は胸のつかえが、すとんと落っこちて行く感じを味わっていた。案ずるより産むが易しだ。でも、心の何処かで、尚哉が断るんじゃぁ無いかって、心配してた。
自分が自分が少し恥ずかしい…
でも、ちょっと待て、尚哉は今、なんと言った?『けじめをつける』と言ったよね…
「ねぇ、尚哉、けじめって…どういう意味…」
「――それは、日曜日に、君のお父さんにお会いしてからにするよ。それが筋の様な気がするし」
「はぁ…」
その日、尚哉の『けじめ』の意味について授業そっちのけで熟考した。
「ひょっとして『プロポーズ』」
そう思った瞬間、私は、か~っと紅潮して行く感覚に襲われて全身から力が抜けて行く様な眩暈がする様な、不思議な感覚で動けなくなってしまった。
「是非、ご挨拶にあがりたいと思うよ。遅すぎた位だと思う。それに、けじめをつけなきゃならないと思うしね」
私は胸のつかえが、すとんと落っこちて行く感じを味わっていた。案ずるより産むが易しだ。でも、心の何処かで、尚哉が断るんじゃぁ無いかって、心配してた。
自分が自分が少し恥ずかしい…
でも、ちょっと待て、尚哉は今、なんと言った?『けじめをつける』と言ったよね…
「ねぇ、尚哉、けじめって…どういう意味…」
「――それは、日曜日に、君のお父さんにお会いしてからにするよ。それが筋の様な気がするし」
「はぁ…」
その日、尚哉の『けじめ』の意味について授業そっちのけで熟考した。
「ひょっとして『プロポーズ』」
そう思った瞬間、私は、か~っと紅潮して行く感覚に襲われて全身から力が抜けて行く様な眩暈がする様な、不思議な感覚で動けなくなってしまった。