俺様彼氏と清純彼女～夢のおくりもの～

授業が終わったのにも気が付かず、私はぼ～っとしてしまった。そして優香に抱きかかえられて保健室に退場する羽目に無つた。

「どうしたのよ急に、朝ごはん、食べて来なかったの？」

優香は保健室のベッドで横に成る私に向かって心配そうにそう言ったが、上の空の私は「うん」しか返事をしなかった物だから、貧血と言う事で、その日はドクターストップとなった。

でも、実感がわき始めた頃、今度は笑いが止まらなくなって、保険の先生を酷く狼狽させてしまった。

「結婚…かぁ…」

言葉にしてみた。その言葉は、ずしんと重かったけど、充実感も有った。

「桃子さん、熱計りましょうね」

保険の先生が体温計を渡してよこしたので、私は素直に熱を計った。その結果…

「三十七度…風邪ね…」

と、言う訳で、私はその日、早退する事となった。