俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「失礼します…」

尚哉は、スーツ姿でお母さんに案内されてリビングに現れた。

普段着と制服姿しか見た事が無かったので、彼の正装はちょっと新鮮だった。

ネクタイ姿の尚哉は、お父さんと視線が会うと、深々と頭を下げた。

「本日は、お招きいただきまして、誠にありがとうございました」

お母さんに促されて、尚哉は私の横に座る。

「時間には几帳面んな方なのかね?」

お父さんは、尚哉の荒は、なんでも突いてやろうと言う態度が有りどうと感じられた。今のお父さんは、はっきりって私は嫌いである…

「さ、どうぞ」

お母さんがすかさず、お父さんと私と尚哉にお茶を出す。お茶菓子も一緒に。

リビングの空気は最高潮に張り詰める。

そして、最初に口を開いたのはお父さんだった。
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