俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「なんか、ホントに結婚したみたいだね」

「ん、そうだね」

何だか、会話が続かないのがちょっともどかしい。

そして朝日が何時もと違って見える。

「お~す、桃子!」

「やっほう、優香」

優香と紗和も何故か二人揃って、学校に現れた。しかも、ちょっと眠そうに。

紗和は、相変わらず優香の腕につかまって離れようとしない。

四人は顔をみあわせて笑いあった。朝のほほえましい光景だった。

――ほうんとうか?

◆◇◆◇◆◇

「おめでとうございます、良かったですね」

「ああ、ありがとう、二人の御蔭だよ」

祐二さんが病院から退院して、リハビリ生活から、普通の生活に戻る事に成ったそうだ。
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