俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「これで、又、三人自由に会えますね」

その言葉に、祐二さんは、ちょっと表情を変えた。

「これは、決定では無いんだが…」

私達を見詰める祐二さんの表情が少し寂しそうな物に変わった。

「なんですか、私達に何か出来ますか?」

私は祐二さんにちょっと詰め寄った。

「色々と考えたんだけどね、僕は、会社ん経営から完全に身を引こうと思うんだ。そして、外国に移住しようかと思ってる」

「祐二…」

尚哉が呟く様にそう言った。

「安心してほしい。尚哉が大学を卒業するまでは、ちゃんと君に投資するよ」

「――そんな事じゃ無くて」

「君には、桃子が居るから、僕がもう、傍に居る必要は無いだろう」
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