俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
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私は、学校に来る時間は比較的早い方で、下手すると、一番と言う事も、ごく稀にある。
今日は、その稀な日の一つで、絶対一番だと思っていた。
しかし…
「誰か、居る気配。一番じゃないのか…」
そう思いつつ教室の扉を開いて、誰だか分からないけど、とりあえずご挨拶。
「おはよ~…きゃっ」
居たのは優香と紗和だった。
しかも、熱い口付の真っ最中…
私の事に気が付いて、二人は私に視線を移す。
そして、少し、ばつの悪そうな表情で私を見ると、三人で「あはは…」と笑ってみた。
「あんた達、ついにそう言う関係になっちゃった訳?」
私はちょっと引き気味にそう尋ねたが、等の本人は全く動じない。