俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「――しょ、しょうがないな…」

と、言う訳で、私と尚哉もキス。

優香と紗和の瞳がきらきらしている。

人の前でキスするなんて初めてだ。

なんだかドキドキする感覚が新鮮で、癖に成りそうな気分だ。

そして四人で顔を見合わせて、くすくすと笑った。

何故か、仲間意識が芽生えた瞬間だった。

◆◇◆◇◆◇

紗和は翻訳家志望。

だから、英語だけは物凄く出来る。

しかも普通に訳さないらしくて、翻訳家志望の本領発揮と言うか、先生が関心する様な薬をするらしい。

「言葉は、生き物ですから…」

そう言って微笑む紗和は、何処か貫禄すら纏っていた。

Everything grows UP.

彼女の座右の銘らしかった。
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