俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
尚哉も同じくである。

あたりを見回しても、何もえやしない。

若さとは五里霧中、視界0の海原を行くが如し…とでも言えば良いだろうか。

「何がしたいか、決まらんのでは助言のじようも無いからなぁ…」

頼みの綱のお父さんも、こんな感じで頼りにならない。

私は一体何者だ?

そんな訳の分らない問答まで始めてしまう始末である。

お風呂に入りながらぼんやりと天井を眺めて見えるのは、尚哉の顔だけだった。

私の目標は、尚哉の御嫁さん…では、イケないのだろうか…

良くないんだろうなぁ、家庭的にも学校的にも。

私は、子供が好きだ…でも、保育士さんとか、学校の先生とかに成る気は全くない…そこまでの根性が無い。
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