俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
◆◇◆◇◆◇

「お父さん…」

私は、帰宅したお父さんに、大サービスでビールをお酌しながら、大学の事を、それと無く聞いてみた。

「関西の方の学校って言ったら、許してくれる?」

「関西?随分唐突だな。尚哉君がそうってるのかい?」

お父さんは全てお見通しの様だった。

「――え、う、うん、まぁ、そうなんだけど」

「そうだな、まぁ、尚哉君の事は置いておいて、桃子は一体、将来何がしたいんだ?」

私は、お父さんにそう尋ねられて、ちょっと言葉を失った。

何をしたいか…尚哉のお嫁さん…じゃあイケないのだろうか。
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