俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
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学校で顔を合わせるのが辛かった。
「――おおはよう」
私はそう挨拶したけど、尚哉は私を一瞥しただけだった。
でも、私は決めたんだ。
何時までも、尚哉の彼女で居るって。
「おはよう!」
私はめげずに出来るだけ元気にそう挨拶した。
「ああ…」
彼の反応は、手ごたえのある物では無かったけど、ちゃんと挨拶を返してくれたのは、収穫だと思う。
「尚哉…」
「ん?」
「好きだよ…」
私は尚哉の耳元でそう囁いてから、自分の席についた。