俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
ただ、男の子の部屋の中には似つかわしく無い物も有るにはあった。

部屋の隅で乾されていた女物の下着。

おそらく、沙羅の物なのであろう。

そう思ったら、私は少し意地悪をして見せたくなった。

尚哉はコーヒーカップを持って部屋の中に戻ってきた。

「どうだ、面白くないだろう」

「あの、下着は?」

私はわざとらしく洗濯ものを指差した。

「ああ、沙羅のだ」

「ねぇ、男の子って、女の子の下着って、好きなの?」
< 30 / 259 >

この作品をシェア

pagetop