俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
■第2章≫ 優しい嘘と

†愛のあかし


◆◇◆◇◆◇

私達は週末の度に尚哉の部屋で、体のぬくもりを確かめた。

彼はベッドでは私を甘やかせてくれた。

普段教室で見る寡黙な彼は、そこにはいない。

「好きだ…愛してる…」

尚哉の言葉と愛撫に併せて、私はゆっくりと上り詰める。

そして急激な解放の後に訪れる虚脱感、そして、降り注ぐキスの雨。

「桃子は敏感だな」

そう言う尚哉の言葉が私の羞恥心に火をつける。

でも…

私も尚哉にキスをする。

何時までも戯れるのだ、子犬の様に。
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